ドローン

革新的な獣害対策資材輸送の大規模実証を実施しました。

バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社様、株式会社玉木材 様との連携・協力のもと、獣害対策資材のドローン輸送実験を行いました。 
 鹿による深刻な食害被害から森を守るため、防獣対策資材の設置が不可欠だが、重量物の人力輸送は困難を極め、特に急斜面での作業は危険度が高く、多くの時間と多額のコストを強いられてました。
 この難題に挑むべく、それぞれの立場からの知恵を結集し、ドローンを活用した「新しい林業」の構築を目指し、実証実験を実施しました。
 輸送時間、機体の安定性、発着陸の安全性など、貴重なデータを収集することに成功しました。

 今回の実験で使用したのは、世界シェア70%を誇るDJI社の最新鋭物流ドローン「DJI FlyCart 30」。急勾配の山林で、実験期間中に300回を超える大規模な荷上げを計画し無事に実施できました。この規模は「全国的に他に類を見ない」ということで、まさに「新しい林業」にふさわしい取り組みとなりました。

 現場からは「荷物を背負う場合に比べ、格段に楽になると思う」という声が上がっており、林業従事者の負担軽減、働き方改革、労働環境改善への期待が高まっております。

 この革新的な取り組みは、バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社が計画・実施するNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援事業の一環として実施されました。バイオマス燃料による発電事業や森林再生に取り組むバイオマスパワーテクノロジーズが中心となり、今後はこの実験で得られたデータを詳細に分析。新たな手法や技術開発へとつなげ、低迷する林業の再生に挑戦していきます。

 「ドローンがもたらす可能性は無限大だ」と信じており、ドローンを活用して、安全性向上、コスト削減、そして働き方改革。山の守り人たちの挑戦に、これからも貢献できるように尽力していきたいと思います。

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